コロナ禍以降、お家時間も増えた昨今。
新しい趣味や勉強のために、今から読書を生活に取り入れようという方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、新しい習慣を始めるうえで、どのように始めればいいかわからない・継続する自信がないという不安も浮かんできますよね。
学生時代はたくさん本を読んでいたのに、社会人になってからはめっきり読まなくなってしまったという声もよく聞きます。
この記事では、大人になってから読書習慣を続けるコツについてお伝えしていきます。
まずは一冊読み終える
まずは成功体験を作るのが大切。
読書を始めようと思ったきっかけの本でも、あなたの興味があるジャンルの本でも、種類はなんだって構いません。
特にこだわりがない人は、短編小説が数作読めるような小説や、読みやすいエッセイ、ライフスタイルに関するハウツー本、文字の少ないビジュアルブックなんかがおすすめです。
とにかく一冊、好きな本を手に取って、最後まで読み通してみましょう。
何時間かかっても、何日かかっても大丈夫。
一度実際に読書を体験して、モチベーションを高めましょう。
以下、おすすめの読みやすい作品をご紹介します。面白いものだけを厳選したので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』
あらすじ
さくらももこ『もものかんづめ』
あらすじ
劇団雌猫『浪費図鑑ーー悪友たちのないしょ話ーー』
あらすじ
2016年末に発行された文芸同人誌『悪友』。
現代のオタク女性たちが、どのようにお金を使い、対象に愛を注いでいるのかを赤裸々に綴ったこの本は、Twitterを中心に話題になりました。
そんな話題の同人誌が、この度書籍化!
アイドル、俳優、声優、同人誌、舞台、コスメ、ホスト…などなど、何かに熱い「愛」を注ぐ女性たちの匿名エッセイはもちろん、「トクサツガガガ」の丹羽庭先生による描き下ろしコミックエッセイや、アイドル好きが高じてアイドルの振付師になったタレント/振付師の竹中夏海先生へのインタビューなど、新たに内容を増補し、更に深く、多角的な「愛」の形を表現しています。
また、2000人を対象に採ったアンケートでは、衝撃の真実が発覚!?貯金額や手取り、クレジットカードが止まった話…などなど、なかなか人におおっぴらには言いづらい、オタク女性たちの真実の姿が描かれています。
「あ~この気持ち、分かる分かる!」と頷きたいあなたも、「最近の若いもんはどんな風にお金を使ってるんだ…?」と興味本位なあなたも、是非、お手にとってみてください。
『ART GALLERY テーマで見る世界の名画』
あらすじ
第2巻 肖像画 姿とこころ 誰もが一度は目にしたことがある英雄の顔、王侯貴族の顔、美女の顔。人物の内面にまで深く入り込む、肖像画の本質に迫る。
第3巻 風景画 自然との対話と共感 物語の一場面に登場する風景から、自然に深い共感を寄せて描かれた名画、画家の想像力により変容する20世紀作品までを一望する。
毎日忙しくて読む時間が取れない時は……
そうは言っても、社会人の毎日は忙しいもの。
なかなか読書のためにまとまった時間が取れないと困ってしまうことも。
そんな時は、日常動作の隙間時間に読書を潜り込ませてあげましょう。
例えば、読書を嗜む人の中には、通勤や通学など電車に乗っている時が一番読書が捗るという人たちもたくさんいます。高じて、読書のために休日長く電車に乗るという人もいるほど。
電車やバスなど、公共交通機関をよく使う人は、乗り物に揺られながら物語を楽しんで、通勤・通学のストレスを紛らわせてみてもいいかもしれません。
また、洗濯物を乾かしている間に、お風呂の浴槽にお湯がたまるまでの間に、など、家事の合間にエッセイや短編小説を少しずつ読むのもいいですね。
何かを待つという行為が、たちまち楽しい時間へと早変わり。
最近では、お風呂で読書を楽しみたいという人向けに、こんなグッズも出ています。
長風呂派の方にとっては、日常に読書をとり入れるマストアイテムになるかもしれませんね。
他にも、朝目を覚ますために、コーヒーとともにビジネス書を読む人もいるでしょう。よる寝る前に、自分をいたわるための読書を習慣にしている人もいます。
思い切って、お休みの日にコンディションを整えて浸りながらゆっくり読むという特別なご褒美に読書を位置付けても構いません。毎日少しずつ読んでももちろん構いません。
大切なのは、自分に合った読書の方法や時間を見つけること。
ストレスを感じずに読書を楽しめる時間がいつなのか、自分のライフスタイルと照らし合わせて時間を見つけてみることが重要です。
習慣作りのために
読書に挫折したことがある人ならば、もしくは、読みかけの本がずっと進まないまま本棚にしまわれている人にも共感していただけるかもしれませんが、読書の最初のハードルは「一ページ目を開くこと」にあります。
「まず本を開く」というだけのことが、本を読む上で一番難しいことなのです。
二、三ページ読み進めてしまえば、続きが気になるという理由などで、最後まで読もうとすることは簡単です。
しかし、本棚にある本をまず手に取る。そして、最初の一ページを読むというこれだけのことが、忙しい私たちにとっては本当に難しいのです。
日常の動線の上に、本や読書が存在しないことも、その理由の一つでしょう。
「わざわざ」本を手に取って、「今から読むぞ」という気持ちで一ページ読む。
この億劫さにさえ打ち勝つことができれば、積読も減り、読書も難しいことではなくなっていくはずです。
勉強などで、やる気を出すためには「まず5分やる」ことが重要だ、という話を聞いたことはありませんか?
人間は、一度始めたことを続けようとします。なので、手をつけてさえしまえば、あとは勝手にやる気も湧いてくるという仕組みです。
これを読書に置き換えると、「まず最初に本を開く、たった一ページでも読む」というのが、読書の秘訣になってくるわけです。
そのためには、目につく場所、手に取りやすい場所に本を置いておく必要があります。
電子書籍であれば、簡単にアクセスできるようにしておくことが大切です。
一番読みたい本、次に読もうと思っている本は、本棚から出しておく。机の上や、鞄に入れておく。
何はともあれ、機会が生まれやすいようにしておけば、たまたま読む時間ができた時、もしくは本を目にした時に、折角だから読んでみようという気持ちになる確率を上げられます。
一冊、二冊と、読み終えることができるようになったのならば、さらに習慣として定着させるために、読書ノートや読書メモをつけるのもいいかもしれませんね。
読書ノート・読書メモは、メモ帳アプリにつけても構いませんし、実際の大学ノートを使っても構いません。
自分が使いやすいものを選びましょう。
わざわざ用意するのが面倒な人は、読書メーターやブクログなどのサービスを活用すると、簡単に読書の記録をつけることができて便利です。
読書友達もできるかもしれません。自分以外の読書活動を見ることができれば、モチベーションも上がっていくでしょう。
おわりに
以上、大人になってから読書を始めたい人に向けて書いてきました。
読書を始めるのに、遅いも早いもありません。
楽しみのための読書であれば、習慣にならなくたっていいと思います。
しかし、あなたが素敵な物語や本との出会いをしたいと思っていて、その方法に悩んでいるのであれば、気になった方策をぜひ実践してみてください。
きっと読書が傍らにある生活は、彩り豊かで心地よいもののはずですから。
コメント