小説のタイトルが思い出せないときの対処法、便利な検索・質問サイト6選

昔読んだ本で内容は覚えているけれど、どうしてもタイトルが思い出せない。内容はざっくり覚えているけれど、作者やタイトルは思い出せない。こんな時皆さんはどうしますか?

この記事では、どうしてもタイトルが思い出せない小説を探す際の方法や便利なサイトを紹介します。

目次

タイトルが思い出せないとき、検索のためのヒント

自分がどれくらいその作品について覚えているのかを整理することがタイトル探しへの第一歩です。まずは次のようなことを覚えていないかよく考えてみましょう。

 

・登場人物の名前、属性

・小説内で重要なキーワードやアイテム

・物語の展開(構成や結末)

・作品のジャンル

・文庫か単行本か、装丁について

・出版社や出版された時期

 

このような要素が多ければ多いほど検索する際に幅が広がりますし、投稿型サイトに質問する際にも回答が得られる可能性が上がります。

もしこのようなことがパッと思い出せない場合には、自分がその本を読んだ時のことを思い出してみましょう。何歳のころ読んだのか、どこで読んだのか、などです。特に出版年代がわかると絞り込みやすくなります。

小説のタイトルが思い出せないときにおすすめの検索型サイト3選

Webcat Plus 連想検索

Webcat Plusは国立情報学研究所が提供している日本中の本のデータを集めている情報サービスです。その検索機能の1つが連想検索です。

連想検索は

「文書と文書の言葉の重なり具合をもとに、ある文書(検索条件)に近い文書(検索結果)を探し出す検索技術」連想検索 -Webcat Plus

と説明されています。

簡単にいえば、思い出せない小説のイメージを文章として入力することで、その文章に近い小説を探し出してくれるという機能です。

もちろん、WebcatPlusでは連想検索以外にも本、作品、人物などの一致検索も可能ですので確実に覚えている要素がある場合にも活用できます。

Webcat Plus

Googleブックス

GoogleブックスはGoogleが運営する書籍用の検索エンジンです。普段のGoogle検索と同じように検索することで本を探すことができます。検索結果に内容の一部や書籍によっては全文が表示されるため確認も容易に行えるのが強みです。

Google ブックス

 

物語要素事典

物語要素事典は愛知学院大学図書館が運営するサイトです。

様々な物語をモチーフや構造、類型などでキーワードごとに分類しているサイトです。小説の主題や物語の流れをなんとなく覚えていれば活用することができるでしょう。紹介されている作品の傾向としては古典的作品が多くなっていますので、比較的新しい作品を探したい場合には向いていない可能性があります。

物語要素事典

 

投稿型の思い出せない本を探すサービス3選

この本、探しています!(本の探偵団)

この本、探しています!(本の探偵団)も投稿型の質問サイトです。1999年から運営されているサイトではありますが、現在でも頻繁に投稿が行われており、回答も集まっているようです。もちろんワードによる検索も可能ですので過去の投稿から自分と同じ本を探している人を見つけることもできます。

この本、探しています!(本の探偵団)

 

あやふや文庫

あやふや文庫はTwitterにて行われている投稿型の本探しサービスです。投稿するとそれがツイートされ、それを見た人にピンと来た人がいればタイトルを教えてもらえるという仕組みです。現在、募集は月1回のペースでしか行われていないため、すぐに知りたいという場合には不向きかもしれません。投稿の詳細や過去の特定作品などはWebサイトの方に記載されているのでそちらも確認してみましょう。

あやふや文庫 (次回募集は10月予定) (@ayafuyabunko) / Twitter

あやふや文庫

 

復刊ドットコム相談室

復刊ドットコム相談室は、絶版や品切れ本などもう一度読みたいけれど手に入らないという本を復刊させる活動を行っている復刊ドットコム内にあるサービスです。タイトルを知りたい本の情報を投稿することで他のユーザーから回答をもらいタイトルにたどり着けるかもしれません。

復刊ドットコム相談室

 

他にも!タイトルが思い出せないときの対処法

SNSやQ&Aサイトで聞いてみる

投稿型サイトのパターンと似ていますが、Yahoo知恵袋やTwitterなどを使って自分で発信することもタイトルが思い出せない際には有効です。Twitterでは「#題名の思い出せない本の内容をつぶやくと誰かがこっそり教えてくれる」などのハッシュタグを活用し、より多くの人の目に留まるよう工夫すると効果的でしょう。冒頭に述べた通り自分が思い出せている内容を出来る限り伝えられるように投稿しましょう。

 

Google検索のテクニックを使う

Googleブックスに限らずGoogle検索を使うことも助けになる場合があります。普通に検索するだけでなく、Google検索のテクニックを使うことでより効果的に検索が可能です。

例えば、確実な情報がある場合には、「完全一致検索」(例:“検索ワード”)を使う、一部あやふやな部分がある場合には「ワイルドカード(あいまい検索)」(例:桃栗*年柿*年)を使うことなどです。このようなテクニックを使うことでより自分が得たい情報を絞って探すことができます。

 

まとめ

今回は小説のタイトルが思い出せないときにおすすめなサイトを6つ紹介しました。どのサイトもそれぞれの特徴があるため自分が覚えている情報をもとに適したサイトを選んでみてください。

また、このように小説のタイトルを忘れないためには、読書メモをつけておくこともおすすめです。読書メーターのようなサービスはもちろん、紙にメモしておくだけでも自分がどのような本をいつ頃よんだのかということがはっきりするのでおすすめです。

探していた本が絶版していた、欲しいけれど在庫がどこにもないという場合には「復刊ドットコム」で探してみるのもおすすめです。


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この記事を書いた人

文芸Webマガジンあけぼのの編集部です。

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